三重県四日市市の路上で今月18日、タクシー運転手が客の男に刺されて重傷を負った事件で、県警は23日、強盗殺人未遂の疑いで同市九の城町、無職岡崎真治容疑者(22)を逮捕した。「生活に困り、金が欲しかったが、殺そうとしたわけではない」と供述しているという。
調べでは、岡崎容疑者は18日午前零時ごろ、同市高花平2丁目でタクシーを降りる際、後部座席から運転手の小泉洋さん(55)の左胸など8カ所を刺し、乗車料金を払わず現金約5千円が入ったケースを奪った疑い。
県警によると、岡崎容疑者が乗車した近鉄四日市駅近くのコンビニなどの防犯ビデオに似た人物が写っていたことや、運転手ともみ合った際に男がけがをしたのと同じ左手に、同容疑者もけがを負っていたことから、浮上した。
(共同)