麻生太郎首相は23日夜、オバマ米大統領との初の首脳会談のため、羽田発の政府専用機でワシントンへ出発した。24日午前(日本時間25日未明)にホワイトハウスで行われる会談では、より強固な日米同盟の必要性を確認するとともに、世界的な経済危機への対応や北朝鮮、アフガニスタン問題などの懸案をめぐり協議する。
出発に先立ち首相は23日夜、官邸で記者団に「金融危機や地球環境、テロなどの問題が世界には山積しており、経済規模世界1位の米国と日本が長期的に対応する共通認識を持ちたい」と強調した。
首相は、オバマ大統領が1月20日の就任後初めてホワイトハウスに迎え入れる外国首脳となる。首相は首脳間の個人的な信頼関係も築き上げたい考え。会談後、首相はワシントン近郊のアーリントン墓地でイラク、アフガン両戦争の戦死米兵らに献花。25日夜に帰国する。