与謝野馨財務相は23日午前の衆院予算委員会で、2009年度予算成立後の追加経済対策について、前向きに検討する考えを重ねて示した。「1−3月期の経済状況は統計の端々にさらに落ち込みがあることを示唆している。誰がやるにせよ、何かしないといけないと、みんなで考えてもらうことが重要な段階になってきた」と述べた。
衆院解散・総選挙の時期に関し、河村建夫官房長官は「予算を通すという大きな課題に向かって国民の期待に応えていくのが最大の課題だ。さあ解散となると本来の政策、必要なことができなくなる」とし、当面は景気対策に全力を挙げる考えを強調した。
麻生内閣の支持率低迷について、石破茂農相は「参院の逆転現象を考えると、支持率がないと政策遂行ができないのも事実だ。なぜ支持率が高くないのか、虚心坦懐に議論をして改めるべくは改めるのが連立政権の使命だ」と指摘した。
民主党の仙谷由人、中川正春両氏への答弁。