週明け23日の東京株式市場は、国内外の景気不安が根強く、日経平均株価(225種)は続落し、終値は前週末比40円22銭安の7376円16銭だった。午前中には下げ幅が一時206円に達し、バブル崩壊後最安値の7162円に迫る場面もあったが、売り一巡後は買い戻された。
全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は4・25ポイント安の735・28で、20日に付けたバブル後最安値を更新。出来高は約21億3300万株だった。
金融不安を背景にした前週末の米株安を受け、朝方から幅広い業種で売りが先行。円高や商工ローン大手のSFCG破綻も相場の重しとなった。
午後に入り、アジア株が総じて堅調で、年金とみられる小口買いが入ると、一時プラスに転じた。ただ積極的な買い材料に乏しく、その後は安値圏でもみ合った。市場関係者は「下値を探る展開が当面続く」(大手証券)と指摘している。