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2009年02月23日(月) 11時54分

中国で「食の安全」確保研修会 日本が技術指導東京新聞

 【青島(中国山東省)23日共同】国際協力機構(JICA)中国事務所は23日、山東省青島市の山東出入国検査検疫局の技術センターで、中国から日本向けに輸出される食品について、日本の技術指導で検査強化を図る研修会を開いた。

 中国製ギョーザ中毒事件などで問題となっている「食の安全」確保に向け、日本政府がJICAプロジェクトとして中国に技術協力するのは初。研修会は5日間で、輸出時の検査体制強化を進める中国国家品質監督検査検疫総局との共催。

 研修会に出席した在青島日本総領事館の斎藤法雄総領事は「中国製食品の信頼回復のために日中の専門家レベルが交流し、お互いの実情を知ることは重要だ。食の安全問題で両国の専門家がさらなる貢献をしてほしい」とあいさつした。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022301000205.html