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2009年02月23日(月) 10時05分

ガザで「聖戦」継続要求 ザワヒリ容疑者が声明東京新聞

 【カイロ23日共同】国際テロ組織アルカイダのナンバー2、ザワヒリ容疑者は22日までに、ウェブサイト上で声明を出し、イスラエルの大規模攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザの情勢に絡み「パレスチナを解放する聖戦をやめてはならない」とイスラエルへの攻撃継続を呼びかけた。

 イスラエルとガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスは、エジプトの仲介で本格停戦合意に向け交渉している。同容疑者は攻撃の継続を求めるとともに、イスラム教徒に対して「ガザのムジャヒディン(イスラム戦士)」への最大限の支援を求めた。

 また、無政府状態が続くソマリアで1月末、アハメド新大統領が就任したことについて「米国の要求に追従する政権が生まれた」と批判し、「イスラム戦士はイスラム国家の建国まで武器を置かない」と強調した。同国ではアルカイダとの結び付きが指摘される急進的イスラム組織が勢力を強めている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022301000216.html