日本オリンピック委員会(JOC)のバンクーバー冬季五輪対策プロジェクトが、メダル獲得が有望な選手を特定して強化費を配分する重点強化策を打ち出し、フィギュアスケート女子の浅田真央(愛知・中京大中京高)やフリースタイルスキー・女子モーグルの上村愛子(北野建設)ら6選手を対象候補に挙げたことが23日、分かった。配分額は今後検討する。
関係者によると、他の候補はスノーボードのハーフパイプ男子でホープの青野令(スノーフレンズク)、同女子パラレル大回転などで活躍する竹内智香(ロイズ)、スピードスケートの長島圭一郎、加藤条治(以上日本電産サンキョー)。今後のワールドカップ(W杯)などの成績次第で選手を追加する可能性もある。
JOCは昨年の北京五輪でもメダル獲得戦略の一環として、陸上男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)や女子マラソンの野口みずき(シスメックス)ら重点強化選手や種目を特定して強化費を配分した。