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2009年02月23日(月) 19時01分

広告費5年ぶり減少…前年比4・7%減の6兆7千億円読売新聞

 電通が23日発表した2008年の国内広告費は、世界的な景気悪化の影響で前年比4・7%減の6兆6926億円と5年ぶりに前年実績を下回った。

 新聞、雑誌、ラジオ、テレビの主要4媒体の広告費は7・6%減の3兆2995億円、全体に占める割合は49・3%と初めて50%を割り込んだ。北京五輪など増加要因があったものの、米金融危機が深刻化した9月以降の落ち込みが大きかった。

 媒体別では、新聞が12・5%減の8276億円と大幅減、テレビも4・4%減の1兆9092億円と低迷した。一方、インターネットは16・3%増の6983億円で全体に占める割合は10・4%と初めて10%を超えた。伸び率は06年(27・8%)や07年(24・4%)に比べて鈍化した。

 主要4媒体の業種別では自動車・関連品が11・4%減、不動産・住宅設備が14・7%減、情報・通信が9・5%減など、業績悪化が目立つ業種の広告費がそろって減少した。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090223-OYT1T00784.htm