任期満了に伴う柳井市長選は22日告示され、いずれも無所属新人で前県議の長谷川忠男氏(64)と元国会議員秘書の井原健太郎氏(34)が立候補した。3月1日に投開票(一部地域は2月28日投票)される。
前自民党県連幹事長で、医師会など13団体の推薦を受けた長谷川候補は、通算28年の市議、県議の実績をアピール。国や県との太いパイプを生かした活性化や市長退職金廃止などを訴える。
井原候補は、若さとクリーンなイメージを前面に打ち出し、「市民党」を掲げて戦う。民主党の平岡秀夫衆院議員(山口2区)の秘書を5年半務めた経歴から、同党員らが勝手連的に支援している。
4期16年務め、一度は立候補表明した現職の河内山哲朗市長が、妻の病気を理由に引退。長期政権の後を受ける今回の選挙は、自民、民主対決の様相も帯びる。