福島県喜多方市の龍ノ山にある洞穴で、氷筍(ひょうじゅん)が幻想的な姿を見せている。
氷筍は、洞穴の天井から滴る水が地面で凍り、まるでタケノコのように上へと伸びたもの。今年は大きいものでも50センチほどと、例年の半分以下。市山都総合支所産業課の宮城市作さんによると、暖冬の影響か、ここ20年で一番小さいという。
22日には、山都地区グリーン・ツーリズム推進協議会主催の「氷筍見学ツアー」が行われた。参加者は山腹にある洞穴を目指し、雪山を片道2時間ほどかけて登った。
同県いわき市の木村テツヨさん(57)は「今年は小さいと聞いていたが、初めて見たので感動しました」と話していた。