製薬会社のブリストル・マイヤーズは23日、関節リウマチや皮膚炎などの炎症を抑える注射用のステロイド剤「ケナコルトA」で、痛みや腫れといった副作用が多数報告されたため、国内市場に出回っている約1万本の自主回収を行うと発表した。
同社によると、昨年12月中旬から今月22日までに、約50人が痛みや腫れを訴え、うち2人が入院。すでに全員回復した。特定の時期に製造した薬に、訴えが集中したが原因は不明のため、同社は、国内で流通しているすべての薬を回収する。
この薬は、1965年に販売が開始され、年間約40万人の患者が使用している。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090223-OYT1T00890.htm