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2009年02月23日(月) 20時37分

日本脳炎の新ワクチン承認、従来より副作用少なく読売新聞

 厚生労働省は23日、阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)が開発した日本脳炎ワクチン「ジェービック5」を正式に承認した。

 原材料にマウスの脳を使用した旧ワクチンより、副作用が少ないとされる手法で製造されている。今夏の流行シーズンを前に、5月に発売を開始する見通し。

 日本脳炎ワクチンは定期接種の対象。しかし、重い副作用が出たとして、同省は2005年に、旧ワクチン接種の積極的勧奨を控えるよう各市町村に勧告。そのため、全国的に乳幼児の接種率が低下、現在年間10例にも満たない日本脳炎患者の増加が懸念されていた。

 比較的副作用が低い新ワクチンによる定期予防接種の勧奨を再開するか、厚労省は26日開かれる会合で検討する。しかし、積極的な定期接種を実施した場合、生産量が限られていることから供給量不足も予想されている。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090223-OYT1T00859.htm