岡山県教委は20日、県文化財保護審議会の答申を受け、倉敷市真備町の勝負砂古墳など3件を、県指定重要文化財に指定した。通算の指定件数は450件となる。
勝負砂古墳は5世紀後半の前方後円墳で全長42メートル。小田川流域を勢力範囲とした有力者の墓とみられ、2007年3月に全国でもまれな未盗掘の竪穴式石室が出土。石室を造って送葬した後に墳丘を築く工法など、古代朝鮮半島南部の影響がうかがえる貴重な史跡として評価された。
【写真説明】勝負砂古墳の竪穴式石室(倉敷市真備町)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902220020.html