認知症の人や家族を見守り支援する「認知症サポーター」の養成講座が21日、三次市三和町のみわ総合福祉センターであった。市社会福祉協議会三和支所の主催。住民約40人が参加した。
市地域包括支援センターの保健師新谷奈美枝さんが、記憶や判断力障害の症状や認知症の人と接する時の心構えなどについて説明。「自信をなくされている認知症の人も多い。声を掛けたり、ちょっとした目配りをしてほしい」と呼び掛けた。
住民有志が寸劇で、認知症の人が財布を盗まれたと思い込んだ時などの接し方の例を紹介した。同市では本年度、30カ所以上で養成講座があり、約600人がサポーターになっている。
【写真説明】認知症の人との接し方を寸劇で紹介する住民有志