下松市の華陵高の舞台芸術部の生徒たちが21日、周南市の山口放送でラジオドラマ「道」の収録に挑戦した。若者にラジオをアピールしようと全国の民放ラジオが取り組む統一キャンペーンの一環。ディレクターやアナウンサーの指導で約30分の番組を仕上げた。
シナリオは山口放送との合作。高校の仲良し4人組が卒業後の進路選択に揺れ、社会人となって再会するストーリーで、男女4人の部員とアナウンサーの竹重雅則さん(37)が演じた。
4人は竹重さんの「演じる前に登場人物のキャラクターを確認して」「感情の起伏をはっきりと」などの助言を受け、マイクに向かった。ディレクターからも「ゆっくり」と指示が飛ぶ中、せりふをほとんど間違えることなく約2時間で完成させた。「道」は3月8日午前10—11時の特別番組の中で放送する。
【写真説明】竹重さん(右端)と一緒にラジオドラマを収録する華陵高の生徒