出雲市はこのほど、地元住民などでつくる市松くい虫被害対策地区連絡協議会を開き、2009—18年度の10年間、農薬の空中散布を中止する「出雲市松くい虫防除対策基本方針」を決めた。
同基本方針によると、「空中散布については、絶対の安全性が確立されるまで実施せず」と明記。薬剤を直接注入する樹幹注入や伐倒駆除で被害を食い止めながら、樹種転換を図る、としている。
協議会では、地元住民から空中散布を要望する声も出た。西尾理弘市長は「意見を拝聴しながら保全策を練っていきたい」と述べた。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902220054.html