22日午後3時ごろ、福島県棚倉町の大草川ダムで、ワカサギ釣りをしていた同県鏡石町、会社役員佐藤正幸さん(71)と同県須賀川市保土原古戸屋敷、無職橋本武夫さん(59)が乗った手製ボートが沈没した。佐藤さんは近くにいた人に助けられたが、収容先の病院で間もなく水死が確認された。橋本さんは自力で岸に泳ぎ着き、無事だった。
ボートは佐藤さんの自作で木製の船外機付きだったといい、棚倉署が事故の原因を調べている。
同署によると、2人は友人同士で同日午前9時ごろから釣りをしていた。橋本さんの話では、岸に戻る途中にボートの前部付近から浸水し、短時間で沈没したという。