22日午前8時45分ごろ、新潟県長岡市西津町の市道の電柱に熱気球が引っ掛かっていると、住民から110番があった。乗っていた機長の京都府の男性(58)と滋賀県の男性2人は電柱を伝って自力で地上に降りて、けがはないという。
長岡署などによると、22日は隣の小千谷市でイベント「おぢや風船一揆」が開催されていた。熱気球は午前8時15分ごろ、小千谷市内の雪原を離陸し、北約5キロのポイントに目がけて砂袋を落とす競技に参加していた。強風で、離陸地点から北約15キロにある高さ約12メートルの電柱に引っ掛かり、ゴンドラ部分が宙づりになった。
同署によると、機長の男性は「着陸体勢に入ろうとしたら強い風にあおられた」と話しているという。