秋田市山王中島町の秋田中央署山王交番で、女性警察官がパトカーに乗り込まずエンジンをかけ、無人のまま急発進したパトカーが県道を横断、民家に衝突していたことが22日、分かった。けが人はいなかった。
同署によると、事故は21日午後1時ごろ発生。女性警察官はパトカーのドアを開けて外から手を伸ばしてエンジンをかけた。無人のパトカーは片側3車線の県道の中央分離帯を乗り越え、反対側にある民家の玄関を壊して止まった。パトカーはマニュアル車で、別の警察官がギアを入れた状態で駐車していたが、女性警察官は気付かなかったという。
県警は「被害者にはおわびして全額弁償するとともに、女性警察官に厳しく注意するなどして、再発防止に努めたい」としている。