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2009年02月22日(日) 18時32分

吹田市の職員採用試験470倍 定員5人に2362人挑戦東京新聞

 年齢制限を59歳まで広げた大阪府吹田市の職員採用試験が22日、同市の大阪学院大学などであり、定員5人の狭き門に約470倍の2362人が挑戦した。

 雇用情勢悪化を受け、2010年度募集を一部前倒しした。1月の臨時職員募集で高齢の応募者が多かったため、年齢制限を緩めたところ応募が殺到。大阪学院大だけでは収容できなくなり、急きょ関西大学(同市)にも会場の提供を求めた。

 同市によると、応募時の年齢は30代が991人と最多で、50代も222人が応募。最年長の59歳は18人だった。例年の試験では年齢上限は25歳で、倍率は10数倍から20倍ほどという。

 この日の試験は一般教養。立ち会った職員によると、さまざまな年代の受験者はいずれも緊張した面持ちでマークシートの5択問題に向かった。面接を経て3月中旬に合否が発表され、総務や福祉など事務部門に配属される予定。

 阪口善雄市長は「受験者が多く驚いた。(雇用情勢の)厳しい状況を目の当たりにし、複雑な心境だ」とコメントした。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022201000141.html