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2009年02月22日(日) 17時02分

警視庁が振り込め撲滅宣伝作戦 逆チョコ、ピーポくん…東京新聞

 警察が振り込め詐欺撲滅月間と定めた2月、警視庁があの手この手の広報宣伝活動を展開している。ナンバー2の副総監が道行く人に注意を呼び掛けてチョコレートを配る“逆チョコ作戦”に乗り出したり、ホームページでは捜査幹部が動画で「必ず捕まえます」と犯行グループに“宣戦布告”したりしている。

 梅の名所、羽根木公園(東京都世田谷区)に22日、テレビドラマ「踊る大捜査線」でも有名になった警視庁のマスコット「ピーポくんファミリー」が集まった。

 着ぐるみを着ていたのは振り込め詐欺緊急対策本部の警察官たち。「ファミリー7人そろっての登場は初めて」(対策本部)で、チラシを配ったり、振り込め詐欺防止川柳の募集を呼び掛けた。

 対策本部の本部長は植松信一副総監。3日には神社の節分祭に参加し、「振り込め詐欺撲滅」と書かれた壇上から豆をまき、14日のバレンタインデーには上野公園で「甘い言葉にご用心」と訴え、チョコを配った。

 同庁のHPには17日から山本仁刑事部参事官のメッセージ動画がアップされた。「警視庁は本気です」「犯罪に手を染めるのを今すぐやめなさい」と強い口調で犯行グループに警告している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022201000222.html