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2009年02月22日(日) 19時16分

小沢氏、内閣総辞職を要求 首相、民主の対応批判東京新聞

 民主党の小沢一郎代表は22日、麻生太郎首相に対する参院での問責決議案提出について「問責に値する首相だとは思う。国民の信頼を完全に失っていることは明らかだ」と述べ、総辞職すべきだとの認識を示した。麻生首相は同日「自民党以外に景気対策はできない。民主党に政権を任せることはできない」と強調したが、2009年度予算案は週内に衆院を通過し年度内成立が確実になる見通しで、自民党内でも「麻生降ろし」が加速しかねない情勢だ。

 小沢氏は問責決議案に関し、千葉県君津市で記者団に「国会運営は幹事長、国対委員長らに任せている」と述べ、野党間の調整や国会の状況を見極めて最終判断する考えを示した。

 一方、麻生首相は22日、青森市で講演し、定額給付金の財源を確保する08年度第2次補正予算関連法案に関し「民主党のおかげでいまだに(参院を)通っていない」と指摘した。

 衆院予算委員会は23日から3日間、一般的質疑を行う。その間、首相は訪米しオバマ大統領との初の会談に臨み、25日夜に帰国する。

 与党は26日に衆院予算委員会で予算案を採決、遅くとも27日には衆院本会議で可決し、参院に送付する。予算案は参院が議決しなくても送付後30日で自然成立するため、3月下旬までには成立する。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022201000282.html