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2009年02月22日(日) 12時11分

ASEANと日中韓の財務相会議 外貨融通1200億ドル目指す東京新聞

 【プーケット(タイ南部)22日共同】東南アジア諸国連合と日中韓(ASEANプラス3)の財務相会議が22日午前、タイのプーケット島で始まった。緊急時に外貨を融通し合う通貨交換協定について、資金規模を1200億ドル(約11兆2000億円)に増やす方向で議論、同日午後に合意事項をまとめた声明を発表する予定だ。

 世界的な金融危機が深刻化する中、アジア地域の13カ国が協力し、混乱の防止を図る。

 ASEANプラス3は、2国間で現在結んでいる16の通貨交換協定を1つの多国間協定にまとめ、迅速に資金支援できるよう検討を進めている。支援資金の規模を800億ドルとすることで昨年合意したが、1・5倍に拡大を目指す。

 会議では、通貨相場の安定に向けた協力や、保護主義の回避についても議論。与謝野馨財務相は欠席し、末松信介財務政務官が代理出席した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022201000103.html