【北京22日共同】新華社電によると、中国山西省太原市古交の炭鉱で22日未明、ガス爆発が発生し、74人が死亡、114人が重軽傷を負った。坑内には依然として数十人の作業員が取り残されており、犠牲者がさらに増える恐れがある。
爆発の原因は不明。事故発生時には坑内で436人が作業していた。地元当局が、取り残された作業員の救助活動を行うとともに、事故原因の究明を進めている。
山西省では、鉱山に絡む事故が多発。2007年12月には臨汾市の炭鉱で100人以上が事故死した。昨年9月にも同市で違法操業の鉄鉱山のダムが決壊して土石流が発生、270人以上が犠牲となり、当時の孟学農省長らが監督責任を問われて事実上更迭された。