25メートルプールで争う競泳の日本短水路選手権最終日は22日、東京辰巳国際水泳場で行われ、女子100メートル背泳ぎで福岡・九産大九州高3年の酒井志穂(ブリヂストン)が56秒15の短水路世界新記録で初優勝した。これまでの記録はナタリー・コーグリン(米国)が2007年11月に出した56秒51。
日本選手の短水路世界新は、昨年2月のこの大会で女子200メートル背泳ぎの中村礼子(東京SC)と同200メートルバタフライの中西悠子(枚方SS)が出して以来。酒井は自身の短水路日本記録の56秒70も大きく更新した。
200メートル平泳ぎの男子は立石諒(キッツウェルネス藤沢)が2分3秒80で泳ぎ、前日の100メートルに続いて北島康介(日本コカ・コーラ)の短水路日本記録を更新して初優勝し、女子は金藤理絵(東海大)が2分18秒64の短水路日本新で初制覇した。
この日は11の短水路日本記録が生まれ、大会2日間で計26となった。
(共同)