フリースタイルスキーのワールドカップ（Ｗ杯）モーグルを転戦した上村愛子（北野建設）らが２２日、成田空港に帰国した。第８戦で今季２勝目を挙げた上村は「自分でもびっくりするぐらい速かった」などと笑顔で振り返った。
福島・猪苗代で来月上旬に開催される世界選手権に具体的な目標をあえて設定しないという。「会心の滑りをする。しっかりした滑りをその場で出すのが第一」と抱負を語った。
世界選手権の日本代表男女残り１枠は、男子が尾崎快（早大）、女子は里谷多英（フジテレビ）に内定した。第８戦で１２位だった里谷はエアに課題を残し、同選手権に向け「練習できる時間が結構ある。何日かかけて修正したい」と話した。
第８戦で３位となり初の表彰台に上がった伊藤みき（中京大）は満面の笑みで帰国。「台に乗って自信になった」と活躍を誓った。