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2009年02月22日(日) 19時40分

エクスパックで融資保証詐欺容疑、少年ら4人を逮捕読売新聞

 融資に保証金が必要と持ちかけ、郵便事業会社の小型小包「エクスパック」を悪用して現金をだまし取ったとして、埼玉、岩手、秋田県警の合同特別捜査班は、19歳の少年を含む4人を詐欺容疑で逮捕したと、22日発表した。

 捜査班は、4人が2007年11月頃から、埼玉県内のマンションを転々としながら100回にわたって約5000万円をだまし取ったとみている。

 逮捕されたのは、住所不定、無職坂井文人(33)、埼玉県川口市戸塚東、自営業加藤尚浩(29)、同県所沢市星の宮、無職加藤大爵(だいさく)(32)、同県狭山市、解体工少年(19)の4容疑者。

 発表によると、4人は08年9月、岩手県二戸市、飲食店従業員女性(41)に「低金利キャンペーン」をうたう流通大手グループの虚偽のダイレクトメールを発送。申し込んだ女性に同10月、「身分確認のため」と消費者金融でカードを作らせ、借りさせた50万円のうち48万円をエクスパックで東京都内の私書箱に送らせてだまし取った疑い。

 坂井容疑者は「知りません」と否認し、加藤大爵容疑者は「頼まれて私書箱まで現金を取りに行っただけ」と供述し、残る2人は容疑を認めているという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090222-OYT1T00640.htm