東京・歌舞伎町のスナックで酒を大量に飲ませた男性客からキャッシュカードを奪って路上に放置したとして、警視庁は21日、スナック「美松」経営小川美津子容疑者(73)(渋谷区本町)と女性店員2人を昏睡(こんすい)強盗と保護責任者遺棄の疑いで、知り合いの男1人を遺棄容疑で逮捕した。
男性客は同日夕、搬送先の病院で死亡しており、同庁は司法解剖して飲酒と死因の因果関係を調べる。
発表によると、小川容疑者らは21日午前4時から同6時50分頃まで、新宿区歌舞伎町2の同店内で、東京都練馬区、会社員浅田勝さん(50)に焼酎などを大量に飲ませて昏睡状態にし、財布からキャッシュカード1枚を盗んだ上、同7時15分頃、知り合いの男らに頼んで近くの路上に放置した疑い。
同庁幹部によると、小川容疑者らは浅田さんから暗証番号を聞き出し、近くのコンビニエンスストアの現金自動預け払い機でカードを使って現金を引き出したという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090222-OYT1T00441.htm