福島県いわき市小名浜の海洋科学館「アクアマリンふくしま」に、3300個の人形をつり下げた「つるし雛(びな)」がお目見えし、来館者を楽しませている。3月3日まで。
同市中之作でちりめん細工教室を開いている主婦中川敬子さん(63)が、生徒たちと力を合わせて約1年がかりで製作。子供の古い着物などの生地を使って手作りした人形が、長さ8メートル、計82本のひもに40〜50個ずつつり下げられ、タイやヒラメ、エビなど水族館らしい“人形”もふんだんにつるされている。昨年、同館につるし雛を展示した際に、天井が高いことから思いついたという。
「世界一数の多い手作り人形」としてギネスブックにも掲載された群馬県榛東(しんとう)村の雑貨店「地球屋」の3000個のつるし雛も上回る数で、中川さんは、「ひな祭りの3月3日にちなんで、3300個にしてみました。ひもが多くて、つり下げる時に何回も絡んで大変でした」と苦笑いしていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090222-OYT1T00042.htm