2005年11月にラムサール条約に登録された宍道湖・中海の3年間を振り返る「宍道湖・中海のラムサール条約登録と賢明な利用を語る会」が21日、松江市であった。出席者約60人を前に環境保全や観光振興に取り組む住民代表たちが活動報告した。
特定非営利活動法人(NPO法人)松江ツーリズム研究会(松江市)の高橋保さんは昨年2月に始めた「宍道湖エコクルーズ」を紹介。「素晴らしい宍道湖を大切に守らなければならないと感じた」と参加者から感想が寄せられるなど、観光と環境意識の啓発の両面で貢献している様子を説明した。
両湖の水質改善などのため、小中高生と連携してヨシの植栽に取り組むNPO法人斐伊川くらぶ(同)の竹内雅幸さんは「環境意識のある子どもが育っている」と手応えを述べた。
【写真説明】宍道湖・中海での取り組みを報告するNPO法人代表たち