三原市のJR三原駅前の再開発計画が中断している問題で、五藤康之市長は20日、開発業者が所有する予定地について、取得も視野に検討する意向を示した。取得を求める要望書を提出した三原駅前まちづくり検討会議(会長・勝村善博三原商工会議所副会頭)に回答した。
要望書は、開発を担う不動産業者ライフコート(東京)が土地売却も検討していることから「早急に取得し都市の再生に対応することが重要」とする。
五藤市長は「重く受け止める」と回答。ライフコート側の意向や今後の情勢を見極める必要性を強調した上で、「将来のまちづくりにとって時期を失しないよう(取得について)検討する」と述べた。
【写真説明】再開発予定地の取得を求める要望書を勝村会長(右)から受け取る五藤市長