広島県世羅町市街地を対象にした町公共下水道が、4月に一部供用される。小世良の終末処理場(甲世浄化センター)が完成し、認可区域93ヘクタールのうち東部分26ヘクタール、240戸で工事と手続きを経て使用可能となる。
供用地域の東端に位置する終末処理場は1.5ヘクタール。2004年度に着工し、15億円をかけた。全面供用時で一日4000立方メートルとなる処理能力は、現段階で1000立方メートル。幹線下水管の敷設を終えた川尻、西上原、小世良地区などの各戸で、屋内排水設備工事などをして加入申し込みをすれば使える。
町はこれまでに町内延べ60会場で説明会を開催。対象の住民、事業所に利用を呼び掛けてきた。加入申込金32万円のほかに必要となる排水設備工事費について町は、上限付きで補助をすることを検討している。
【写真説明】4月からの世羅町下水道供用開始を前に完成した終末処理場