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2009年02月21日(土) 16時32分

観光振興を外国人が提案中国新聞

 中国地方在住の外国人から、滞在・体験型観光の促進に向けアイデアを出してもらう座談会が20日、広島市中区の広島合同庁舎であった。見過ごしがちな風景や生活スタイルに着目するよう求める意見が相次いだ。

 「スローツーリズム振興のあり方検討会」を設置している中国運輸局が開催。米国、中国、韓国、オーストラリアなど6カ国の出身者が参加した。英国出身の翻訳家ヘザー・ディクソンさん(31)=松江市=は「日本の伝統や神話、生活そのものに関心を持たれている」として「寺で座禅をしたり、住職と話したりするなど、今できることを生かすのが大切」と強調した。

 フランス語講師のエレーヌ・ペレスさん(55)=中区=は「化粧で使う熊野筆や、豆腐などの日本食が人気。作るところから見たい人は多い」と指摘した。

【写真説明】身近な風景や文化にもっと着目するよう提案が相次いだ座談会

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902210281.html