記事登録
2009年02月21日(土) 00時00分

2・22で「猫の日」読売新聞

丸の内で人形や絵画展示
猫の作品が所狭しと並ぶ「Catアートフェスタ」。男性客の姿も(千代田区の丸善丸の内本店で)

 ニャン、ニャン、ニャンのゴロにちなみ、愛猫家から「猫の日」と呼ばれる2月22日にあわせ、猫の人形や絵画などを集めた展示会「Catアートフェスタ」が、「丸善」丸の内本店(千代田区丸の内1)で開かれている。工芸作家ら52人の作品や、珍しい九谷焼の招き猫など約1万点がそろい、販売もされている。

 「猫の日」は、ペットフードメーカーで作る「ペットフード工業会」により1987年に制定。この日は全国で愛猫家らによるイベントが開催されている。

 地方鉄道で「猫の駅長」が登場したり、滋賀・彦根城のイベントキャラクター「ひこにゃん」が人気となるなど、最近の猫ブームに加え、景気悪化の中で招き猫を買い求める人が増えていることなどを受け、同フェスタが企画された。

 会場には、本物の猫そっくりの陶芸作品や絵画、ユーモラスなイラストが描かれた手ぬぐいなど各種グッズが並ぶ。工芸作家らによる作品説明があり、製作実演の見学もできる。「日本三大招き猫産地」と言われる瀬戸、常滑、九谷からは、デザインや大小様々な招き猫がやってきた。

 女性客にまじって、作品を手に「かわいい」とつぶやく男性客の姿も。丸善の山谷慎一・催事グループ長は「これだけの数の猫が一堂に会するのは珍しいのでは。金運や縁結びなどの思いを託して、猫たちから元気をもらって下さい」と話している。

 4階ギャラリーで、24日までの午前9時〜午後9時(最終日は午後4時)。入場無料。(金杉康政)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20090221-OYT8T00102.htm