墨田区の両国国技館で開かれる、25回目の「国技館5000人の第九コンサート」を前に、ゲストの音楽家たちがドイツから来日し、20日、山崎昇区長を表敬訪問した。
来日したのは、指揮者のケルスティン・ベーンケさん(39)と、テノール歌手でソリストを務めるローレンス・バクストさん(53)。ベーンケさんはドイツ・ハンブルク出身で、近年注目を集める女性指揮者の一人だ。バクストさんは米国出身で、ドイツを中心にヨーロッパで活躍している。
この日、区役所を訪れたベーンケさんは「ドイツ人にとってもベートーベンの交響曲『第九』は特別な曲。5000人を指揮するのは初めてですが、頑張ります」、バクストさんは「多くの方々とともに、力強く歌いたい」とそれぞれ抱負を述べた。山崎区長は「人類皆兄弟と、全世界に発信しましょう」と話していた。
22日の公演チケットは、すでに完売した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20090221-OYT8T00108.htm