北海道釧路市の釧路川河口に突如姿を現したラッコ「くうちゃん」の人気にあやかろうと、近くの商業施設内の店舗が次々と関連商品を発売している。パンや携帯用ストラップなど、売れ行きは予想を上回る好調ぶり。景気悪化で消費に陰りが見られる中、“くうちゃん効果”に期待が高まっている。
くうちゃんは11日に出現。「北方四島周辺から海流に乗ってきたのでは」(おたる水族館)とみられているが、餌のツブ貝が豊富にあるためか同川から動こうとせず、21日も見物客の目の前で日なたぼっこ。
釧路川沿いの「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」では16日ごろから、各店が蒸しケーキやラーメン、DVD、絵はがきセットなどラッコに関連づけた新商品を発売。ラッコ形のパンは1日約1000個も売れており、MOO全体の売り上げも昨年同時期に比べ、2倍近くになったという。
いつまで川にいるかは不明だが、釧路観光協会は「いつまでもいてほしい」と話している。
(2009年2月21日17時30分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090221-OHT1T00182.htm