警視庁南千住署は19日深夜、覆面プロレスラーで元岩手県議のザ・グレート・サスケ(本名・村川政徳)容疑者(39)を暴行の現行犯で逮捕した。サスケ容疑者は電車内で乗客に携帯電話のカメラで撮影されたことに腹を立て、蹴るなどした疑い。
暴行の容疑で逮捕されたサスケ容疑者は、これまでも数々の騒動を起こしている。
1993年に東北地方に密着した「みちのくプロレス」を旗揚げし、活躍すると、2003年4月の岩手県議選に無所属(旧自由党推薦)で出馬。約1万6000票を獲得してトップ当選した。「マスクは顔の一部です」と覆面のまま登庁して物議を醸したり、AV出演疑惑や、政務調査費不正使用疑惑が次々と浮上した。議会では「県内でUFOが目撃されているが、県はどのように対応するのか?」とマスクのまま、真顔で質問したこともあった。
07年4月には、民主党の小沢一郎氏の地元で「打倒小沢王国」とプロレス的なキャッチフレーズを掲げ、知事選出馬を電撃表明し、反逆。だが、民主党推薦の達増拓也氏(現知事)に大敗し、政界引退を表明した。その後は、本業に専念する毎日を送っていた。今回の事件を受け、27日のデルフィンアリーナ道頓堀大会(大阪)は欠場する予定。
(2009年2月21日06時01分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090221-OHT1T00034.htm