名古屋市教育委員会は二十一日、同市北区の平手町遺跡で、弥生時代中期後半(約二千年前)のものとみられる舟形木棺が見つかったと発表した。市教委によると、京都府内の遺跡で確認された舟形木棺より約二百年さかのぼり、日本最古という。
木棺は長さ二百八十センチ、幅八十センチ、深さ十センチ。木をくりぬいてつくられ、片方の先端に向かってとがるようにカーブし舟形になっている。内部からは成人とみられる人骨の一部も発見。昨年七月から発掘調査が進められていた長方形の古墳から出土された。
弥生時代には、
【写真説明】名古屋市北区の平手町遺跡で見つかった日本最古のものとみられる舟形木棺=21日午前