住宅設備機器メーカーのトステムの土浦工場(茨城県土浦市)で働き、派遣会社から解雇を通告されたブラジル人労働者約50人が21日、全日本金属情報機器労働組合茨城地域支部トステム分会を結成した。
同日開かれた結成大会では、派遣会社に解雇撤回を、トステムに正社員としての雇用をそれぞれ求めることを確認した。
同分会によると、土浦工場で働くブラジル人派遣労働者計約100人が、今年1月から2月付で解雇を通告されている。
大会で分会長に選ばれた、トステムで約17年働いてきたという日系2世の男性(48)は「自分だけ解雇されたなら努力不足かと考えるが、ブラジル人が全員解雇されたのはショックで許せない。これから堂々と闘っていきましょう」と訴えた。
同分会は、23日にトステムと派遣会社に対し要求書を提出する方針。