21日午前零時10分ごろ、愛知県小牧市城山5、県営城山住宅の会社員福家浩さん(49)方で、小学校5年生の次女安理紗さん(11)がテープで口をふさがれ、倒れているのを帰宅した福家さんが見つけた。安理紗さんは病院に運ばれたが、死亡が確認された。
自宅には妻真理子さん(46)の書き置きがあり、小牧署が捜していたが、同日午前7時45分ごろ、近くの14階建てマンションから飛び降りて死亡しているのが見つかった。同署は、真理子さんが安理紗さんを殺害したとみている。
同署によると、福家さん方は妻と2人の子供の4人暮らし。安理紗さんは8畳間のふとんの上でパジャマ姿で見つかり、目立った外傷はなかった。右手に軽い切り傷を負った中学2年の長女は「寝ている時、母親に口をふさがれて『一緒に死んで』と切りつけられたため驚いて逃げた」と話しているという。
近所の人は「親子で仲良く買い物に行く姿も見ており、突然のことでびっくり。会えばお母さんもお子さんも笑顔であいさつしてくれる明るい人だったのに」と話していた。
(中日新聞)