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2009年02月21日(土) 01時06分

長女を母親の死体遺棄容疑で逮捕 15歳「怖くなりクロゼットに」東京新聞

 沖縄県北中城村の米軍雇用員の男性(45)方で2階のクロゼットから女性の遺体が見つかった事件で、沖縄署捜査本部は21日、この家に住む高校1年の長女(15)が母親(46)の遺体を遺棄した疑いが強まったとして、死体遺棄容疑で長女を逮捕した。調べに対し「死んでいるお母さんを見て、怖くなってクロゼットに入れた」と容疑を認めている。

 調べでは、長女は1月中旬ごろから2月上旬ごろの間に、母親の遺体をクロゼットに遺棄した疑い。遺棄の詳細な時期などはあいまいな供述をしている。捜査本部は母親が首を絞められ窒息死したとみており、死亡の経緯についても今後、事情を聴く。

 捜査本部によると、父親と母親は自宅の1階と2階で「家庭内別居」の状態だったといい、長女は母親と一緒に2階で生活していた。父親のもとには1月11日に、長女の携帯電話から「長女と親せきのところに行く」と母親が書いたような文面のメールが届いたが、親せき宅に行った形跡はなかった。

 遺体は今月17日に父親が発見。長女は行方が分からなくなっていたが、19日に沖縄県内で警察官に保護された。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022001000936.html