【ニューヨーク20日共同】20日のニューヨーク株式市場では、国有化が取りざたされたシティグループとバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の米銀行大手と、経営難に見舞われている米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)の株価が急落した。
シティとバンカメはそろって6営業日続落し、6日間でそれぞれ約47%、約38%も値下がり。20日の終値は1・95ドルと3・79ドルだった。米メディアによるとシティは1990年代初め、バンカメは80年代半ば以来の安値。
GMは一時、前日比で約24%安の1・52ドルまで急落し、米メディアによると70年以上も前の水準。フォード・モーターも一時、約8%安の1・50ドルまで下落したが、GM株を上回る場面もあった。両社の株価逆転は少なくとも72年以降で初めてという。