【ニューヨーク20日共同】20日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午後5時現在、前日比89銭円高ドル安の1ドル=93円25−35銭をつけた。ユーロは1ユーロ=1・2820−30ドル、119円49−59銭。
シティグループの国有化が取りざたされるなど、米金融機関の経営に対する懸念が強まったことから、円を買い戻す動きが優勢となった。
市場からは「欧米金融機関の財務内容は依然強いとはいえない状況。週明け以降、主要通貨の中で比較的安定しているとされる円に資金が再び集まる可能性もある」(米為替アナリスト)との声が聞かれた。