【ニューヨーク20日共同】20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の金先物相場は大幅反発、取引の中心となる4月渡しは前日比25・70ドル高の1オンス=1002・20ドルで取引を終えた。終値ベースで2008年3月以来11カ月ぶりの高値水準となった。
株式市場の低迷で、投資家が資金を安全資産の代表格とされる金に振り向けた。米国の景気対策に伴うインフレ懸念も相場を押し上げた。
一方、同取引所の原油先物相場は、不況で需要が伸び悩むとの見方から反落、指標となる米国産標準油種(WTI)3月渡しは前日比0・54ドル安の1バレル=38・94ドルで取引を終えた。3月渡しの取引は20日で終了、同日夕から取引の中心となる4月渡しは0・15ドル安の40・03ドル。