朝日新聞社が、保有するテレビ朝日の株式2万1280株を国内企業2社に売却したことが20日、明らかになった。売却額は計約24億6900万円で、売却先は公表していない。今回の売却で、朝日新聞によるテレ朝株の保有比率は約26・8%から約24・7%に低下した。
朝日新聞がこれまで25%以上のテレ朝株を保有していたため、会社法の規定で、テレ朝が朝日新聞の株主総会で議決権を行使できないという問題が生じていたことに対応した。
朝日新聞はテレ朝株を段階的に売却しており、今回ようやく25%未満になった。朝日新聞とテレ朝は昨年6月、資本・業務両面での提携関係を強化すると発表していた。