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2009年02月21日(土) 10時48分

北朝鮮ミサイル月内発射か 英軍事誌が衛星写真分析東京新聞

 【ロンドン21日共同】英軍事専門誌ジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー(電子版)は20日、衛星写真の解析結果などから、北朝鮮が弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備を進めており、2月中に発射される可能性があると報じた。

 同誌の専門家は、米衛星画像大手デジタルグローブ社から18日に提供された、北朝鮮東海岸の咸鏡北道舞水端里にある発射施設の写真や各種報告を分析。

 それらをもとに「制御・監視装置やレーダーの据え付け、多数のトラックや燃料輸送車などとみられる支援車両の到着」などの発射準備活動が「相当進展した」と説明し、発射は「数日中」だと推定した。

 また発射台近くでエンジン実験の関連施設が拡張中だと指摘。衛星写真では、複数のロケットエンジンのテストを準備中にも見えるという。

 ただ、今回の画像では、ミサイルが既に発射台に据え付けられたか否かははっきりしないという。

 北朝鮮は2006年にテポドン2号を発射した。同誌によると、その際には据え付けから発射まで約20日かかったとしている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022101000235.html