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2009年02月21日(土) 00時40分

ラトビアで内閣総辞職 金融危機が深刻化東京新聞

 【モスクワ20日共同】AP通信などによると、金融危機で深刻な影響を受け、デモや暴動が起きていたバルト3国のラトビアのザトレルス大統領は20日、ゴドマニス首相率いる内閣の総辞職を受け入れたと述べた。

 連立に加わる主要2政党が同日「政府への信頼を回復する唯一の方法」などとして、首相らの辞任を要求。大統領は新首相を選ぶため、23日に各党と協議を始めると述べた。

 ラトビアでは、金融危機の影響で通貨ラトが急落。欧州連合(EU)統計機関ユーロスタットによると、昨年12月の失業率が10%に達し、国際通貨基金(IMF)などが約75億ユーロ(約8900億円)の融資を表明するなど経済が落ち込み、内閣総辞職を求める大規模デモも起きていた。

 欧州では、昨年秋に主要3銀行が破綻したアイスランドでも今年1月、引責辞任を求めるデモが拡大する中、ホルデ前首相が健康問題を理由に辞任した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022001000946.html