【クラクフ(ポーランド南部)20日共同】ポーランド南部クラクフで行われた北大西洋条約機構(NATO)の国防相理事会は20日、昨年8月のグルジア紛争をめぐり関係が険悪化したロシアとの定期協議「NATOロシア理事会」の公式会合を早期に再開させることを確認し、閉幕した。
デホープスヘッフェルNATO事務総長は記者会見で「アフガニスタン安定化のためにも、ロシアとの対話は重要だ」と述べ、3月のNATO外相理事会で再開が決まるとの見通しを示唆。ゲーツ米国防長官も「時間の問題だ」と同調した。
NATO加盟を求めるウクライナ、グルジアの両国防相が出席した協議では、将来の加盟へ向けてNATOが支援を続けることを確認。両国はアフガンへの兵員増派の意向を示した。