【モスクワ20日共同】北朝鮮の核問題を話し合う6カ国協議の「北東アジアの平和と安全のメカニズム」作業部会の第3回会合最終日の討議が20日、モスクワで行われた。作業部会議長国ロシアのログビノフ特命大使は討議終了後にタス通信に対し、5月までに「北東アジアの平和と安全についての指針」の草案をまとめることで各国が一致したと述べた。
日本外務省によると、2日間の討議は実務的な雰囲気で行われた。北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射準備とみられる動きを見せていることについて一部の国から言及はあったものの、特に厳しいやりとりはなかったという。
作業部会には米国のアービジュー国務副次官補、北朝鮮の鄭泰洋外務省米州局副局長、日本外務省総合外交政策局の石井正文参事官らが出席した。