野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表と巨人の練習試合が行われた21日、会場となったサンマリンスタジアム宮崎のある宮崎県総合運動公園には4万5000人ものファンが詰め掛け、スタジアムは3万人で満員に膨れ上がった。
周辺の渋滞などの混雑を避けるために、公園内駐車場を一般客に対して閉鎖。宮崎港や大型リゾート施設「シーガイア」などに臨時駐車場を設け、シャトルバス計64台で送迎した。
入場者も整理券を配って制限した。午前8時から配布予定だった球場では、午前6時の段階で既に約1万人が並んでいたため、急きょ繰り上げて配布を開始。約2時間で1万5000枚以上を配り終えた。
臨時駐車場は、宮崎港(2000台収容)が午前2時半で満車。シーガイア(1700台収容)でも午前3時に満車となった。
日本プロ野球組織(NPB)の担当者は「宮崎県などの協力を得て、信じられないほどスムーズにできた」と安堵の表情を浮かべていた。